Home > ガイド

コンセプト

ダートトライアル、レース、ジムカーナ、ラリー、ドリフト、バイクレース、自転車レース、その他…。

マルチユースなサーキットで楽しみ方は千差万別。新たなコースレイアウトを作成した事により多種多様なジャンルに対応し元の丸和オートランド那須のハイスピード感を失うことなく、速度の出るコーナーを設けました。また、コーナー進入エリアでのエスケープゾーンの確保も考慮しました。スピード感と満足感を感じつつ、ドライビングのスキルアップが出来るレイアウトとしても意識して設計されています。各カテゴリーごとのポイントとなる部分は、つくるまサーキット那須の楽しみ方にてご説明します。

つくるまサーキット那須全体図

コースデザイナー 山野哲也

ポイントは「技量と頭脳」
運転がうまくなる貴重なショートサーキット

連続したコーナー、長い複合コーナーを持つテクニカルなレイアウトは、一筋縄ではいかない深い攻略性を生み出します。ライン取りやブレーキポイントなど、速く走るためのアイディアが何通りもでてくるような「考えさせる」レイアウトとなっています。横Gがかかっている時間が長く、ショートサーキットながらも挙動変化が存分に楽しめるレイアウトで、ドライビング技量のアップやマシンセッティングに持ってこいのサーキットです。

山野哲也ターマックコース攻略

Racing Driver 山野哲也 プロフィール

スーパーGT3年連続チャンピオン、全日本ジムカーナ選手権19回のチャンピオンなど数々の日本記録を持つ 2018年には1カテゴリーで全日本選手権100勝を超え、JAFからモータースポーツ特別賞を、2019年には茨城県特別功労賞を授与された 東京2020聖火ランナーにも選出されている 車両開発やドライビングコーチ、ジャーナリスト、イベント企画など運転に関わることの多くをこなすマルチタレンテッドドライバー。1965年10月2日生まれ、主に東京都府中市とカリフォルニア州トーランス市で育つ 南カリフォルニア大学入学、上智大学経済学部卒業 本田技研工業入社後にチーム国光を経由し独立、現有限会社ドライビングマジック代表取締役

山野哲也ターマックコース攻略

つくるまサーキット那須全体図

① サンライズストレート

朝一番の走行では朝日に向かって疾走するサンライズストレート。最もスピードが出るストレートエンドからファーストコーナーへ進入する。

②ファーストコーナー

フルブレーキは必須。すぐにコーナーが始まり、思いの外奥が深い。ブレーキを残しつつもステアリングを左へ切り込んでいくが、そのままドライビングマジックS“1”に向けアクセルを踏むのかそれともブレーキをかけたままにしておくのか、非常に悩みどころだ。

③~⑤ドライビングマジック S

ドライビングマジックS“1”でインをキープしたあと、ドライビングマジックS“2”に向け、素早くステアリングを右へ切り込む。このとき、縁石にしっかりとついていることが大事。すかさずステアリングを左に切り、ドライビングマジックS“3”をクリア。

⑥クレセントアウター

ドライビングマジックSの出口でアクセルを全開にしたらクレセント“アウター”に向けてフルブレーキ。このとき制動力を稼ぐために横Gをかけずに済むラインを探そう。このヘアピン形状のコーナーは出口が重要。縁石がなくなるまでインをしっかりキープする。

⑦~⑧フルムーン

フルムーン“1”と、フルムーン“2”は賢さが求められる。フルムーン“1”を抑えて、フルムーン“2”を加速で抜けることができれば完璧。

⑨シオバラ

ハーフムーンの対面でしっかりとアウトについた後シオバラへ。アクセル全開でいけるか、ハーフにするか、チャレンジングなコーナーだ。

⑩ファイナルコーナー

ファイナルコーナーはしっかりとブレーキをかけ、小さく旋回することがサンライズストレートエンドの最高速を上げるポイントとなる。

コース

ターマックコース

ターマックコース

ターマックコース コース図

ターマック+グラベルコース

全体図

全体 コース図

つくるまサーキット那須の楽しみ方

見て楽しむ
コース全体を一望できるような作りとなっているので、安心して走りを確認できます。
走って楽しむ
様々な走行イベントを開催いたしますので、ぜひこのコース上で、スピード感、タイヤの接地力、マシンの性能をフルに感じて楽しんでください。

ダートトライアル

決められた未舗装路のコースを1台ずつ出走し、その完走までのタイムを競う競技。一部舗装路が構成するレイアウトも存在するが、当サーキットもその例に当てはまり、舗装と未舗装路の混在するコースとなります。見て豪快、走って爽快。アドレナリン出っぱなしの走りを楽しめるカテゴリーです。刻々と路面コンディションが変化していく中で、ベストなラインを瞬時に見出し1/1000秒を争う競技です。複数台のマシンがレース形式として走る、ラリークロスも人気の競技です。

当サーキットでは

当コースでは、全日本ダートトライアルの開催もあり、またラリークロス競技の予定も計画されております。

レース

いわずと知れたコース上でどの車が一番速いのかを争う競技カテゴリー。ワンメイク(決まった車種限定)のレースやエンジン出力などでクラス分けをされたレース、比較的に短い距離で争われるスプリントレースや長時間の走行をチームで戦う耐久レースなど様々なレースイベントが存在します。マシンの性能とドライバーのスキルが共に高く要求されるカテゴリーです。

当サーキットでは

当コースでは、速度の乗るコーナーのエスケープゾーンの広さや、リズミカルなスラロームが楽しめるコーナーがポイントと考えています。

ジムカーナ

広い舗装スペースに三角パイロンを置き、決められたルートを1台ずつ出走する。そのコースをいかに速く走り切るかを争う競技カテゴリー。他の競技に比べスピード領域が低い競技であり、やや地味な印象を受けるが、その中で要求されるドライビングスキルはかなりの精度が求められます。なお、短い時間に全力集中で走りきるため、一瞬のミスが運命を分けるような繊細な競技です。コースを使用してのコースジムカーナも増えてきている昨今、当コースでのジムカーナもそれにあたります。

当サーキットでは

当コースは、コースジムカーナとして楽しめ、多種多様なコースレイアウトが作れるようにショートカットエリアも設けられています。

ラリー

雪道、砂利道、舗装などサーフェスを問わず全開で攻めるラリー。封鎖した公道に設定したスペシャルステージ(SS)で、1台ずつタイムアタックし、その積算タイムで勝敗を競う競技です。どんな状態かもわからないブラインドコーナーへ、コドライバーの指示と研ぎ澄まされた感性を頼りに突っ込んでいく度胸と反応力が求められます。

当サーキットでは

舗装エリア、未舗装路エリア、さらに隣接するドライビングパレット那須までを含めれば、当会場で数パターンのステージを設定可能です。また、広いパドックを活かしたサービスパーク設定、JAF公認コースを活かしたギャラリーステージの設置と、幅広くご利用いただけます。ギャラリーキャパも大きく、林道では全容を見せることが難しいラリー車の走りも、コース全体を一望できる当会場ならその全てをご覧いただけます。

ドリフト

後ろのタイヤを滑らせた状態でコースを走る競技カテゴリー。速さを競う競技とは異なり、審査にてその走りの優劣を決めるのが一般的です。その豪快さとサウンドは走る人、見る人を大いに魅了するものであり、日本や海外各地で沢山のドリフトファンが存在しています。2台の車が接近してドリフトを行う追走カテゴリーも競技分野では大変な人気を誇っています。

当サーキットでは

当サーキットでは、コーナー進入時のエスケープゾーンが広く設計されていることもあり、安心してドリフトの走行が行えるようになっています。また、高い速度域となるコーナーが続くため、スピード感あふれる爽快なドリフト走行が楽しめます。